院長からのご挨拶

 この度、抗加齢医学の一端を担う事を目的とし、特に男性を対象とした臨床の場として、「men’s maintenance lab」を、メインのクリニックである「築地皮膚と手のクリニック」の付属施設として開設いたしました。

 抗加齢医学は、人口構成の高齢化が避ける事の出来ない成熟した社会において、いかに健康で活動的な人生を送るかをメインテーマととらえて発展してきた学問であり、多くの最先端の基礎的研究をもとにした、エビデンスベースの臨床医学として発展してまいりました。

 このメインテーマを実現するための対象分野は実に多岐にわたり、実際学会においても、多くの分科会があります。

 当院におきましては、これらの中でも特に、「見た目のアンチエイジング医学」に軸足を置きながら、サプリメントや点滴による抗加齢医学の臨床を行ってゆこうと考えております。

 さらに、どちらかと言うと、女性を対象として行われてきたこれらの臨床を、敢えて男性の方にのみ提供させて頂くという事もmen’s maintenance labの大きな特徴であると考えております。

 男性を対象にした場合、「見た目のアンチエイジング医学」は「ただ若く見せれば良い」のではなく、それぞれの方が「望ましいと思う見た目年齢を維持する事」が重要になってくると考えます。そのための近道の一つに「脂漏性角化症」と呼ばれる老人性のシミの除去があり、これを治療の柱と考えております。

 次に、サプリメントや点滴は美容を目的とするのではなく、アクティブに活動し、肉体的若さを保って頂くためのお手伝いとしてとらえております。

 さらに、発売されて10年程経過し、安全性も確立されたと考えられるED薬であるPDE-5阻害剤を必要に応じ処方させて頂きます。最近の研究ではこれらの薬の血管内皮細胞に対する保護効果も報告されておりますので、総合的な抗加齢医学に寄与するものと考えております。