見た目のアンチエイジング
シワは男の勲章と言えましょう。でも加齢に伴って増えてくる脂漏性角化症(やや盛り上がったシミや、ホクロに似る、特に高齢男性の顔面に多い)はあまり歓迎されません。
一体どこで治せば良いのかと思っておられる方が多いと思います。
「美容外科・・? 女性が多そうで気恥ずかしい・・・・」
「男性専門クリニック・・・? 顔の治療が希望なのだが・・・」
そのような方が気軽に相談できるのが、メンズメンテナンスラボです。
当クリニックでは男性における見た目のアンチエイジングのキーワードは機能と清潔感だと考えています。
先にシワは男の勲章と書きましたが、程度が過ぎると弛みを生ずる事になります。それが目の周りであれば、瞼を開けづらくなったり、まつげが目の中に入る逆さまつげを起こす事もあります。
この過剰なたるみを取る事は、機能的アンチエイジングの見地から重要な事になってまいります。これが上下眼瞼のしわとり手術です。
次に、いかに清潔に保つかという事ですが、その第一は皮膚の健康を保つことであることは言うまでもありません。その一方で加齢に伴う様々なシミに類するものが問題になります。
これは脂漏性角化症と言われ、平坦でシミににたものから盛り上がったものまで様々で、加齢とともに増える事から老人性のシミと言われます。
脂漏性角化症自体は決して不潔なものではありませんが、見た目上何となく不潔感を感じてしまうことは否めませんし、痒みを伴いひっかき傷から感染を起こすこともあります。女性にもできますが、やはり男性に多く、漫画などではこのシミをこめかみに描く事で老人に見えるように工夫しています。
この脂漏性角化症を出来るだけきれいに取ることが、「見た目のアンチエイジング」におけるもう一つの大きなテーマであると考えております。
当院では、エルマン社の高周波ラジオ波メス装置サージトロンによるFULGURATEモードによる除去術を行っております。
以上の手術の値段についてはご相談ください。症例によっては保険適応になることもあります。
上下眼瞼のシワ取り術
上まぶたの場合
上まぶたの皮膚が余り、目にかぶさってきたような状態を改善する手術です。このとき、まぶた自体が開けづらくなる眼瞼下垂という疾患の場合は別の範疇に属します。あくまで皮膚のみが弛んでしまい、見た目の改善を主に行いたい場合がこれにあたります。
下まぶたの場合
下まぶたの皮膚があまり、まるでカーテンのように目の下に波打ったたるみを形成している場合がこれに当たります。これが原因で逆さまつげをおこしている場合は別にして、見た目の改善を目的とする場合がこれに当たります。
FULGURATEモード
脂漏性角化症は表皮と呼ばれる部分から発生する良性腫瘍ですので、薄く剥がすことにより除去することが可能になります。
Fulgurateとはラジオ波による高周波外科装置の出力モードの一つであり、これを皮膚に作用させた場合、皮膚表面をきわめて薄く剥ぐ効果が生じます。つまりFulgurateモードを利用することによって、表皮の下の真皮と呼ばれる層への影響を最小限にしながら腫瘍を取る事が可能になります。
実際に手術を行いますと腫瘍を取った部分は赤く薄皮が剥けた状態になり、洗顔をするとしみます。この状態は10日ほど続きますので、ていねいに洗顔をしていただいた後に、お出しした軟膏を塗って保護をお願いいたします。
遅くても2週間で傷は治りますので、その後は日焼けを避けるようにしてください。腫瘍を取った部分は、最初は赤く、赤みが引くと色素沈着を起こしてきます。このとき日焼けをすると、色素沈着が強まりますので日焼け止めクリームなどで保護をお願いいたします。